麻酔がよく効いた痔の手術と手術直後の感想・食事再開まで紹介

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私は、朝一番に手術を受けたのですが、それはとても不利なことだと感じました。

その理由をこれから話します。

いぼ痔の恐怖に打ち勝ち、いぼ痔手術系(ほぼ)ノンフィクションサイトの主役を務めることになった千葉県出身の伊保 治郎(43)です。

伊保 治郎(43)
伊保 治郎(43)

「いほ はるろう」と読みます。(「いぼじろう」ではありません!)

いぼ痔手術の最前線で、いぼ痔完治に身を捧げた伊保 治郎の、イボのない生活を追求した軌跡をお届けするため、この「いぼ痔サポートセンター」を立ち上げました。

このページの情報はイボ痔による不具合を改善したい筆者(患者)が、治療を受けるか判断するために調べた情報を非医療従事者である筆者個人の見解でまとめた記事で構成されています。従って筆者が見聞きした情報源の正確性の保証はもとより、誤訳・誤解釈による見解が述べられている可能性があることを予めご了承ください。

目次

朝イチの手術は苦痛が長くなる

私は、朝一番に手術を受けたのですが、それはとても不利なことだと感じました。なぜなら、痔の手術を受けた日から、次の日の朝まで、自分で歩いたり動いたりすることができないからです。

それは、傷口が余計に開いたり出血したりするのを防ぐためだそうです。でも、それはつまり、朝一番に手術を受けた人は他の人よりもずっと長い時間、動けない状態になるということです。

また、手術を受ける前に、手術同意書にサインしなければなりませんでした。

その手術同意書には、手術で行われる可能性のあることがすべて書かれていました。

そのため、実際には行われないことも含まれていました。

それは、万が一の場合に備えてあらかじめ同意を得ておくためだそうです。

私は、その「万が一」を見て、不安になりました。

イボ痔手術中の記憶と手術後の経験

手術中の説明

私は、手術室に入った後の出来事をほとんど覚えていません。それは、麻酔のせいだと思います。

私が受けた痔の手術申込書には、次のようなことが書かれていました。

痔核根治手術というのは、イボ痔と呼ばれるものを切除する手術です。痔ろう根治手術というのは、肛門から出ている管状のものを除去する手術です。裂肛・肛門狭窄の手術というのは、肛門にできた傷や狭くなった部分を修復する手術です。腰椎麻酔というのは、脊髄くも膜下麻酔や脊椎麻酔とも呼ばれるもので、腰の部分に針を刺して麻酔をかける方法です。

私は、これらの手術の何かを受ける契約をしただけです。なので実際にどれが行われたのかは分かりませんでした。

そもそも私が手術室に入ってからずっと眠っていたからです。

手術中、同じ姿勢でいると首や肩が辛くなってくることがあります。顔・首の向きは反対側へゆっくりと動かしても大丈夫です。肩の位置はこちらで調整いたします。

痔の手術前にもらった説明書には、手術中には意識があると書いてありました。

でも、私はそうではありませんでした。私は、麻酔を打たれた後は、何も覚えていないのです。

手術がどう進んだのか、どんなことをされたのか、全く分かりませんでした。

笑気麻酔というのは、リラックス麻酔とも呼ばれるもので、ふわふわした気分になると聞いていましたが、私はそんな感じもしませんでした。

気持ち悪くなったりする人もいるかもしれませんが、私はそういうこともありませんでした。

私が受けた麻酔は、腰椎麻酔というものでした。

それは、下半身麻酔とも言われるもので、腰の部分に針を刺して、下半身をしびれさせる麻酔です。その麻酔を受けると、下半身に痛みは感じなくなりますが、意識は保たれると言われていました。

でも、私は意識がなくなってしまったのです。それは、眠気が強かったからなのでしょうか。

手術後に部屋に戻された後もしばらくは麻酔が効いていたので痛みも感じずそのまま昼過ぎまでずっと眠っていました。でも、夜になってから眠れなくなってしまいました。

それは、昼間に寝すぎたからだと思います。

夜眠れなかったことは後悔しました。麻酔が切れて死ぬほど痛いのです。

それも朝一番に手術を受けたことが損だったと思った理由の一つです。

第5食:入院3日目(手術日)の夕食は「ゼリー飲料」

松島病院で手術を受けた日

痔の手術直後となる昼食は出ませんでした。

夕食もウィダーインゼリーのようなものしかありませんでした。

ところでベッドのテーブルには「本日13:05分より水は飲める」ことと「翌日の朝食までベッド上臥床安静」という立札が立てられています。

「上臥床安静」というのは、「じょうがしょうあんせい」と読むそうですが、要するに、ベッドから起きないで寝ていろということだそうです。

それは、傷口が開いたり出血したりしないようにするためだそうで、手の届かないものを取ろうとしてもダメだと言われました。

そんなときは、看護師さんに頼まなければなりません。

看護師さんは何でもやってくれるので、手術当日の患者さんは皆、翌朝までは王様です。

でも、夕方から麻酔が切れてきて、とても痛くなるので、何かを取りたいと思うこともなくなります。

それから、おしっこもベッドから起きないでしなければなりません。

尿瓶というのは、ベッドでおしっこをするための容器です。それを使っておしっこをしろと言われます。

でも、私は寝たままおしっこをするのが難しかったです。

入院する前に練習しておけばよかったと思いました。もし入院する予定がある人は、事前に試してみるといいかもしれません。

看護師ナース

おしっこ出ないとカテーテル突っ込みますよ(的な内容)

と脅されていたので、夜中にこっそり起き上がってしたことを白状しておきます。

そして私は出した後にすかさずベッドで横になりナースコールを押して

伊保 治郎(43)

すいません、尿が出ました。

と得意げに報告したわけです。

私は、そのときにはもうふらつくこともなかったので、朝一番に手術を受けたのなら、翌日朝食の時間までベッドで寝ていなくてもよかったのではないかと思いました。

入院中にはほとんど看護師さんの言うことを聞いていましたが、これだけは指示を破ってしまいました。

お尻を見られたりトイレを見られたりは我慢できたけど、カテーテルを突っ込まれるのはどうしても嫌だったのです。

尿は回収されているので、このささやかな抵抗で守れたものは尿道だけでした。

手術後はオムツを履かされる

手術を受けるときには下着を脱がされました。でも、手術が終わった後は、売店で買った入院セットに入っていたT字帯とパッドを使ってオムツのようなものをはかされていました。

それは、傷口から出る血や膿を吸収するためです。私は、傷口がどうなっているのか自分で見ることができませんでしたが、この恐ろしいものと長い間(私の場合は約1ヶ月半)付き合わなければなりませんでした。

手術翌日からはパッドではなくて生理用ナプキンを使うように言われました。それをパンツに貼って、傷口を保護するのです。トランクスよりもボクサーパンツやブリーフの方がナプキンがずれなくていいと思いました。

手術当日にはオムツをはかされたのは、看護師さんが傷口の様子を見やすくするためだったのかもしれません。

入院するときには、生理用ナプキンをたくさん持っていくように指示されました。それは、傷口から出る液体を吸収するために必要なものだったのです。

第6食:入院4日目(手術後1日目)の朝食

松島病院 4日目の朝食
OPE後食・3分粥

手術の前は全粥というのを食べました。それは、米と水の割合が1対5のおかゆです。

でも、手術後はじめての食事は3分粥というものでした。それは、米と水の割合が1対20のおかゆで、ほぼ米粒がないおかゆです。

普通のご飯は、米と水の割合が1対1.2ぐらいですから、3分粥はとても水っぽいです。

手術の前には全粥だったのに、手術の後には3分粥になったのは、なぜなのでしょうか。

ただ、3分粥を食べた時、どんな味だったのか覚えていません。

でも、松島病院の栄養科は、どんな食事でもおいしくする技術を持っているので、この3分粥でもミラクルが起きました。美味しかったのです。

とても空腹だったので、何でもおいしく感じただけかもしれませんが。

歩けるようになる

手術を受けた翌日の午前中までは、トイレや洗面所に行くことだけが許されています。でも、昼食を食べた後には、もう少し自由に動くことができるようになります。たとえば、売店に行ってもいいと言われます。

第7食:入院4日目(手術後1日目)の昼食は「OPE後食」

入院4日目の昼ご飯
OPE後食・全粥

朝食のときには、水っぽい3分粥しか食べられなかったのに、昼食のときには、もっとしっかりした全粥に変わりました。それだけではなくて、カレイの照り焼きやニンジンとジャガイモの煮物や麩入りの味噌汁も付いた一汁三菜という豪華な食事でした。

なにより手術前の夕食よりもずっとおいしそうでした。

メニュー表を見ると、この食事は書かれていませんでした。手術を受けた人だけに出される特別な食事だったのです。

痛み止め点滴が切れるとロキソニンしかない

松島病院の痛み止めルールの一つは、痛み止めの回数に制限があるということです。

手術を受けた日には、痛みを訴えると点滴や注射で痛み止めをしてくれます。でも、それは何回でもしてくれるわけではありません。決められた回数を超えると、もう我慢しなさいと言われます。

手術を受けた次の日からはもっと厳しくなります。

ロキソニンという薬しかもらえなくなります。

それも上限回数が決まっているので、計画的に飲まないと痛みに耐えられなくなります。だから、注意しなければなりません。

より快適に過ごすためには、手術を受けた日には眠気をできるだけ夜まで我慢するのが得策です。そして、痛みが我慢できなくなったら注射で痛み止めをしてもらってから寝るのです。

それが、一番楽に過ごせる方法だと思いました。

手術前後の流れが分かる記事3選

松島病院での出来事を3ページに分けてほぼ時系列で紹介しています。

イボ痔手術の経過を(ほぼ)ノンフィクションで公開!

私(伊保 治郎)のイボ痔手術の治療前から完治まで、入院で体験した日々を克明に紹介しています。よろしければご覧ください。

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