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【男レシピ】10年前の古いドライイーストで究極のパンを簡単に焼いた話/賞味期限切れ

結論を先に書くと10年前に賞味期限を迎えた開封済の古いドライイースト(冷凍庫保管)でもふっくら美味しいパンが焼けますよ、という話。

この記事は賞味期限切れから8年目のドライイーストを使って書きましたが、それから2年経ったドライイーストさんの様子も元気だったことを確認できたのでタイトルが「10年前」に更新となりました。記事最後に少しだけ載せてます。

目次

賞味期限切れのドライイーストでパンを焼きたいんだ!

ボクは食材を絶対に捨てたくないので嫌いな食べ物でも出されたら頑張って食べます。

もちろん賞味期限切れでも自己責任で食べます。

さすがに腐ってたら食べないけど、腐る前に食べきるので食品廃棄率がゼロに近いエコ生活をしている社会的模範人のニートでもあります。

そんなボクが冷蔵庫で奇跡的に発見したのがコレ。

8年前が賞味期限だったドライイースト
予備発酵がいりません/ニップンふっくらパン ドライイースト 60g(お徳用)


ドライイーストの使い道はさすがにパンを焼くことぐらいしか思いつかなかったので、さっそく近所の業務スーパーに強力粉を買いに行ったわけです。

8年前のドライイースト

2012年6月に賞味期限を迎えていたドライイースト

ちなみに今回使用するドライイーストは2012年に賞味期限を迎えた、つまり8年以上冷凍庫で眠っていためちゃくちゃ古いドライイースト

特有のあのニオイがあんまりしないのは古いからなのか?開封済みだったから?心許ない気持ちをぐっとこらえてパンを焼かなければなりません。

もしかしたら

世界で唯一現存する2012年賞味期限のニップン製古いドライイースト

かもしれない。

※ちなみに残ったドライイーストは2024年3月16日現在も冷凍庫で大切に保管しています。

材料を揃えるのに超絶苦労した

ボクはコストコで買えるパンケーキミックスがお気に入りなんだけど、こいつがもう3ヶ月以上見かけていない緊急事態が続いている。これはコストコに限った話ではなくて、あらゆる粉が6月に入るまで入手困難でありまして、

ボク

強力粉をゲットするのにどんだけ店巡ってんだよ!

ってぐらい通い詰めて手に入れた希少品(最近はだいたい普通に売っている)なので、コロナは粉の需要を増やすために送り込まれた刺客といっても過言ではないのかもしれません。(2020年6月)

ちなみにドライイーストは未だに近所のスーパー界隈では売り切れ中なので、ボクが今パンを焼けるのは先人が冷凍庫にしまっておいてくれたおかげでもあるのです。

ありがとう先人のボク。

\甘くなくておいしいよ!

パンを焼く

ところでボクはパンを焼いた記憶がありません。

つまり作り方を知らないのでレシピを検討する必要があったのです。そして辿り着いた究極のパンレシピ分量がこちら。

究極のパンに最適な素材配合

究極のパンを焼く
究極のレシピで使用する材料

究極のパン完成想像図

クロワッサンになってほしい

究極のパン分量

  • 強力粉/250g
  • 練乳/40g
  • 牛乳/170g
  • 砂糖/20g
  • ドライイースト/4g
  • 塩/3g
  • マーガリン/20g

牛乳のような液体はccでレシピに書くのが一般的みたいですが、ボクはカップで計らず重さを計ったのでグラム表記になっています。

はっきり正直こっちの方が分かりやすいと思うのはボクだけ?

油は大匙1のときは7グラムぐらいとかね。ぜったい楽。

調べていて知ったんだけど、オーブンレンジを使わずにフライパンでコンロとかでもパンは焼けるらしいので、大抵のご家庭ならおおよそパンを焼く体制が整っているものと思われます。

ちなみに本当はこの強力粉が使ってみたかったのである。

究極のパンを焼く手順

なんとなく知っていた知識だと、材料を混ぜる順番とか温度とかいろいろ気を遣わないといけないんだと思っていました。

しかし、じつはそんなにたいして気を遣う必要もなく究極のパンは焼けてしまいます。

待機時間を含めて所要時間は約90分なので、ひまな休日の昼下がりとかに作ると中途半端な時間に完成するのでお気を付けください。

作り終わって気が付いたんだけど、パウンドケーキ焼くよりもパン焼く方が簡単なのね。

練乳と牛乳と砂糖を混ぜて温めた

牛乳・練乳・砂糖を混ぜて
電子レンジで40度に温める

「液体が冷たくても熱すぎてもドライイーストが働かない」とナニかで読んだ結果、温度設定できる電子レンジなら40度でチンすれば完璧です。レシピによっては500Wで50秒とか書いてあるのもあったので、そんなもんで40度ぐらいになるんだと思います。

ドライイーストと塩を
プロっぽく混ぜる

最初から混ぜても良さげな気がしますが、ボクはプロっぽく温まった液体にドライイーストを投入して活性させる風な手順を設定しました。

ドライイーストと塩を投入
溶かしマーガリンを投入

庶民的にマーガリンを混ぜる

バターが品切れのためマーガリンで代用。

ボクの家のマーガリンは丸和油脂のカッチカチ業務用マーガリンなので混ぜやすいように柔らかくチンしたつもりが、結果液体になってしまいました。

youtuberなパン屋のプロの解説によると「溶かしバターは成分が変わるから溶かしちゃダメ」的なことを力説していたので、たぶん溶かしマーガリンもNGかもしれません。

しかしボクは究極のパン作りにはそんな理屈は屁理屈だと判断して気にせず混ぜる英断で突き進みます。

強力粉と大胆に混ぜる

ボールに強力粉を入れて液体を全部投入。

液体多めな気がしなくもないけど一心不乱にネチネチ混ぜます。

男は振り返ってはいけないのです。

液体と強力粉を混ぜる

ペチペチこねる

ボールでネチネチしていてもパン屋っぽくないので片手でペチペチこねます。

片手でペチペチしていた本当の理由は、捏ねてるだけで手のベトベトがなくなるのか信用してなかったから。両手汚したら無駄多くなっちゃうし。

まるまった

10分ぐらいペチペチしていたら本当に手のベトベトがなくなったので、パンづくりの基本のレシピを公開している人たちはウソをついていないことを証明できました。

これぐらいで捏ね足りてるのか知る由もないので作業完了を宣言して次の工程へ。

40度で30分発酵させる


これで膨らんだら8年前に賞味期限を迎えたドライイーストが生きていることが証明されるのです。

ボールにもどしてラップをかけて電子レンジの発酵機能で30分ぐらい寝かせます。

「ぐらい」と書くと不安に陥る民がいることを知っていますが、ボクは40分で設定してテレビを見ていてキリが良いタイミングで確認したら膨らんでいたので正確な時間なんてこの究極のパンレシピに存在しないのです。

ボク

ふくらむんだぁあああああーーーーーーーー!!

めっちゃ膨らんだ

開封済でも冷凍庫のおかげなのかしっかり膨らみました。
ちなみに冷蔵庫の製造年は2014年なので、このドライイーストは先代冷蔵庫から受け継がれた、たいへん珍重されているドライイーストとも言えます。

なんで捨てなかったのか自分でも謎。

適当な大きさに切る

ちぎると膨らんだ空気が全部潰れてなくなってしまうのではないかというボクの采配によって包丁で切る。

(パン屋が使っているようなヤツは当然持っていない。)

ムニュっと丸めて寝かせる

Youtuberパン屋がムニュっとまるめていたのを思い出しながらムニュっと丸めるがムニュっとならない。

ムニュっとはなるのだがツルツルにならない。

まあ仕方がない。

鉄板に並べて乾燥しないように濡れペーパータオルを上に置いてラップをかぶせて20分待機する。

男は振り返ってはいけないのです。

また少し膨らんだ

オーブンを180度まで温めるのにレンジで発酵させずに放置していただけでもちゃんと膨らんだ。すごいぞドライイースト。

180度のオーブンで15分焼く

中段とか下段とかあるなら下段をおすすめします。冷凍ピザを焼くときに中段だと焦げるのです。(機種によるのか)

究極のパンが完成。

究極のパンらしい焼きあがり

当然クロワッサンができるはずもなく、ディナーロール的な感じのやつでパクパク系な究極のパンが出来上がりました。

割ってみると中までちゃんと火が通っていたしふっくらしているパンでした。

つまり成功なんじゃないのかこれは!!

4年前の練乳を使っていたことが判明

賞味期限切れのドライイーストと練乳

把握していたので判明というのには語弊がありますが、つまり2016年に賞味期限を迎えていた練乳まで投入していたのでした。

コンデンスミルクは腐らない

コンデンスミルクが腐らないとは言い切れないけど、ボクの予想では砂糖がたっぷり入っているから腐らないのではないかと想定しています。だけど、開封済のコンデンスミルクは蓋の周りで雑菌(カビ)が繁殖してたりすることも考えられるので、お腹を壊すリスクは避けて通れません。あくまでも自己責任でおねがいします。(持ってないと思うけど。)

賞味期限切れの古いコンデンスミルクは風味が落ちる

正直ボクは賞味期限が切れていないコンデンスミルクと4年以上出会っていないので風味に関してはわかりません。甘いよ。うん。あとミルクっぽい。

賞味期限切れの古くなったコンデンスミルクはいつまで食べられるか

調べてみたところ、コンデンスミルクの賞味期限は未開封で1年ぐらいあるみたいです。つまりボクの手元にあるコンデンスミルクは2015年の夏に製造されたコンデンスミルク、つまり5年経過したコンデンスミルクなので、少なくとも5年は食べられることになります。(加熱したからかもしれない)ちなみに、ボクの手元には何故かもう1本未開封のコンデンスミルクがあるので、まだまだコンデンスミルクの賞味期限を探っていくことができるかもしれないし、観賞用として保管するかもしれないし。

ドライイーストは古くなっても腐らない

ドライイーストは腐らないのか、ボクにはよくわかりません。そもそもイースト「菌」だしね。

ドライイーストの賞味期限後はどのぐらい使えるのか

今回のパン作り成功によって、少なくとも賞味期限から8年経った開封済の(ニップンの)ドライイーストはしっかり膨らむことが分かりました。菌は生きていたのです!

ただ、ボクの記憶している手作りパン独特のあのニオイがまったくといっていいほど感じられないんだけど、これが風味が落ちたってことなんでしょうか?

ドライイーストの賞味期限から5年後も使えるのか

くどいようですが賞味期限から5年経とうが8年経とうが菌は生きてるんじゃないかと思います。

賞味期限切れから10年後のドライイーストでもパンは焼ける

この記事を書いた時からパンをたまに焼くようになりまして、この2年で新しく買ったドライイーストで4回ぐらい焼いています。

そしてつい最近、大切に保管している賞味期限から10年経ったドライイーストでペチペチこねてみました。

相変わらず同じパンしか焼いてません。

膨らみましたよ。

究極のパンの焼き方まとめ

期限切れからの時間が究極な材料を使ったパンを焼くことができました。
みなさんは賞味期限切れの材料が手に入らないと思うので、マネして焼いてもそれはただのパンにしかなりません。
ちなみにパンを食べてから3時間ぐらい経ちましたが、今のところお腹がいっぱいになっただけで体調に変化はありません。

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