人の第一印象は、立ち居振る舞いやファッションセンスよりも顔立ちの方が重要なことをご存じですか?
そして、その第一印象に最も重要な役割を果たすのが眉毛であることから、男性も眉毛タトゥー(アートメイク)に関心を持つ人が増えています。
男性は女性に比べて身だしなみに気を使う人が少なく、そのため眉毛がボサボサでもそれに気づかず、そのまま過ごしてしまうことが多いようです。しかし、最近では、身だしなみ派が増えるにつれ、眉毛を整える男性も増え、清潔な印象を与えることができるメンズアイブロウへの関心がかなり高まってきています。
メンズ眉毛アートメイクの種類
パウダー
ドットを重ねて仕上げる方法で濃淡表現が必要な眉毛デザインを好む人に適していると言われていますが、アイブロウパウダーの使い方がわからない男性にはほぼ必要のない技法です。
2D
現在受けられる施術法として古典的な手法になった2D眉(グラデーション)です。端的にいえば「機械を使って均一に面で塗る眉毛」です。※実際にはパウダー状です
2Dアートメイクは男性にはお勧めできません。
2D技法では眉の濃さが均一になるためどうしても濃いめの眉毛に仕上がります。そのため2Dを選択したくないという女性も多く、しっかりメイクをしている女性以外には不向きと言って良いでしょう。
3D
3Dは女性にも「すっぴんでも自然な眉毛」として人気の高い技法で、現在最もポピュラーなアートメイクです。2Dのようなのっぺり感がない眉毛なので、アートメイクをしたい男性にもおすすめです。
3Dはマイクロブレーディング方法といい、眉毛を1本1本手彫りして色素を注入していきます。写真などの平面で見れば本当に毛が生えているような立体感のある眉毛を描くことが可能で、眉毛の長さが足りない部分的な修正などにも適しています。
4D
4D眉はグラデーションとマイクロブレーディングの両方を合わせた方法です。
そう聞くとハイブリッドで良くないか?と考える男性もいるかもしれませんが、男性にはお勧めしません。
技法としては自眉毛のように3Dで毛並みを手彫りで描いた後、毛がない部分や眉尻に色素を2Dで重ねていくので、毛並みと毛並みの間が埋まり、ふわっとメイクした自然な眉毛となるのが特長です。
これが女性と男性の眉毛に求める結果の違いでもあり、「メイクした自然な眉毛」を求めない多くの男性にとってはしっかりとした濃い眉毛のような印象に感じてしまうかもしれません。
男性でも半永久的な眉毛にするメリット
メンズアートメイクは、眉の形を補正し、半永久的にきれいな印象を与える唯一の方法と言えます。
自眉を活かした眉毛スタイリングとは違い、皮膚に色素を注入して実際の眉毛のように見えるようにラインを作るため、もともと毛が少ない人や形が不揃いな人、毛量が多く手入れに手間を感じている人にはとても効果的です。
半永久的なメンズアートメイクのメリット
アートメイクの黎明期には、真皮層まで顔料を浸透させる刺青と同様の技法を用いることもあり、施術を受けてからしばらくするとあざができるように見えるという欠点がありました。しかし、最近人気のアートメイクは表皮層までしか顔料を浸透させない技法なので、刺青よりも消しやすく、メイクよりも断然長持ちするというメリットがあります。
眉の形や色を変えるだけで、イメージは180度変わります。眉毛と目の間隔を狭く(広く)することによって印象がガラリと変わりますし、ボサボサに乱れた眉毛を整えればとても端正な顔立ちになります。
また、髪を染めるように眉の色も決められるので、髪の色に合わせてタトゥーを入れることも可能です。
アートメイクは思ったほど痛くない
メンズアイブロウタトゥーの施術自体は、それほど痛くはありません。ただ、施術が終わった後は少しピリピリする感じがあり、施術後は少し痛く感じるようです。施術直後は、眉毛が思ったより太く見えないかもしれませんが、たいていの場合2回施術が1セットとなっており、2回目(リタッチ)で調整するのであまり気にする必要はありません。また、施術直後は眉毛がかなり痒くなることがありますが、決して手でこすったり触ったりしないでください。通常、施術後1週間程度で、傷跡となった瘡蓋が自然に剥がれ落ち、自然な眉毛を確認できるようになります。
一般的なアートメイク前後の流れ
眉毛の形や色は、来院時の初回カウンセリングで選ぶことができます。男性の場合、あらかじめストレート眉、アーチ眉などを決めてしまうのではなく、自分の顔に一番合った眉の形を選ぶことをおすすめします。
施術当日は、患部が水に触れないようにし、施術後3日程度は水洗いのみとすることをおすすめします。特に、施術部位はクレンジングやメイクを控えることをおすすめします。
また、角質(瘡蓋)はごく自然な現象で、施術後3~5日で落ち始めるのが一般的です。古い角質が落ちてきたら、どんなにかゆくても、無理に剥がしたり、手でこすったりしてはいけません。処方された再生クリームや軟膏を1日3回塗布することをお勧めします。施術後に起こるかゆみ、乾燥、つっぱり感などは自然現象であり、時間の経過とともに徐々に消えていきます。
通常、翌日から色素が浮き出てくるので色が濃くなります。1日目から3日目まではなかなか剥がれませんが、定期的に再生クリームを塗る必要があります。再生クリームを塗ると、少しずつ色素が浮き出てくることがあります。
そろそろ洗顔を始める時期です。カチカチで古い角質が出始めています。洗顔やクレンジングをするときは、なるべく眉毛に触れないように洗うとよいでしょう。盛り上がった色素が薄くなり、脱炭酸が起こると、通常2~3日続きますが、これには個人差があります。無理に古い角質を取り除くと、タトゥー効果が薄れてしまうので注意しましょう。
古い角質が柔らかくなってきて、角質の除去がほぼ終了する時期です。人によっては、色素が薄くなったり、消えたりする部分があるかもしれません。この時期から、洗顔は泡洗顔でOKです。ただし、眉毛をこすりながら洗顔するのは避けた方がよいでしょう。
レタッチ
施術後1~2ヶ月後のリタッチまでがセットとなっているクリニックが多いです。
施術直後の瘡蓋のある濃い眉毛に見慣れてしまうと色が薄く感じることがありますが、自然な色味なので基本的には心配はいりません。リタッチで補正してもらいます。また長さや太さを修正してもらうことも可能です。
印象が変わる
男性の場合、毎回眉毛を描いたり、整えたりするのはかなり面倒です。でも、男性の眉毛のタトゥーを入れると、眉毛の見栄えがよくなり、きちんとした印象を常に与えることができます。特に大事な面接や商談を控えている時には、眉毛のタトゥーはおすすめです。※3か月ぐらい前に施術を受ける必要があります
アートメイクに失敗したらどうする?
一番心配なのは、メンズアートメイクに失敗時のことではないでしょうか。
インターネットでアートメイク失敗の口コミを調べると、「私もそうなっちゃうかも」と心配になりますよね。でも、アートメイクは永久ではなく半永久なので、必要に応じて形や色をリタッチすれば解決です。
なので、メンズ眉毛アートメイクの失敗をあまり気にする必要はないでしょう。
アイブロウタトゥーはいくら?
男性の眉毛アートメイク料金は、眉毛が太く、整えていないことが多いため、女性のよりも少し高額になることがあります。費用は施術法やクリニックによって大きく異なりますが、メンズアートメイクの相場は10万円後半~20万円程度です。
コストよりも大切なものは何ですか?
クリニック選びで重要なことは、値段よりも品質を選ぶべきです。
いくら良いところでも、高すぎる料金では受けるにかなり抵抗があると思いますし、逆に安すぎるところは信頼性に欠けると考える男性も多い事でしょう。
そのためには安心して任せられるコスパの高いリーズナブルなクリニックを選ぶ必要があります。
本当に実力のあるクリニックであれば、あなたの顔や形に合った眉毛デザインを作ってくれるのです自分の顔や印象に合った眉毛を選ばないと、印象はぐっと良くなるし、清潔感も出ます。いくら眉がきれいでも、顔に似合わなければいけません。
仕上がり
ここまで、男性の眉毛に入れる眉毛タトゥーの方法と、そのケア方法についてご紹介しました。衛生管理が徹底されているクリニックで受ければ、感染などのリスクはかなり抑えられます。施術者の技術力や実際に施術を受けた人の評判などを吟味した上で、信頼のおけるメンズアートメイクを数件選定し、最終的に契約するクリニックを決めるとよいでしょう。
メンズアイブロウが上手に仕上がると、印象がさらにグレードアップします。半永久的なものなので、自分の顔に合った眉の形や色に途中で変更していくことも不可能ではありません。
メンズアートメイクがおすすめできない人
ズバリ、メンズアートメイクがおすすめできない人はいます。
それはダウンタイムを耐えられない人です。
アートメイクは眉毛サロンの眉毛スタイリングと違って皮膚に傷を付けて着色するので必ず施術後数日間はひどい状態の眉毛になります。
もちろんそれを補って余りあるメリットがあるので人気がある方法ではあるのですが、術後の回復まで考えると男性には決して手軽な施術法とは言えないことを理解したうえで検討すると良いでしょう。