眉毛サロンの歴史と今後のメンズ眉毛サロンにおける展望をまとめました。(2021年)
今のところ展望はすべて予想を外しています(笑)
眉毛サロンで眉毛を整えてもらった経験を持つ管理人の真悠斗が、男性にも気軽に通える全国の眉毛サロンや話題のメンズ眉ケア情報などをおすすめするサイトです。今年で8年目なので、安心してご活用ください。
眉毛サロン誕生 – 眉が変われば人生が変わる
眉毛サロンを語らずしてメンズ眉毛サロンを語ることはできないので眉毛サロン誕生のきっかけを解説します。
1989年-アナスタシア・ソアレさん米国へ亡命完了
アナスタシア・ソアレさんはルーマニアのコンスタンツァでDumitruBălămaciと仕立て屋を経営していたVictoriaBabuの間に生まれ、美術史と建築を学んでいましたが紆余曲折あってアメリカに亡命しました。しかし英語が得意ではなく美容室のエステシャンとして働き始めましたが、その美容室でお客さんの眉毛意識が低いことに気づき「あれ、眉毛で一儲けできるんじゃね?」と上司に提案するがスルーされ独立を検討しはじめます。
- 眉一筋で億万長者になった凄い人
- 「眉が変われば人生が変わる」と言いました
- 1990年頃「眉の市場は未開だ」と悟る
- 1997年:アナスタシアビバリーヒルズ設立
- 最初の客はシンディ・クロフォードとナオミキャンベルだった
- 2000年:アイブロウ製品リリース
- 現在世界25カ国、2,000店舗以上、485製品を販売
- アメリカ、欧州、タイ、日本で眉毛サロン展開
- 会社の100%を所有している
- フォーブズはソアレの純資産を12億ドルとお見積り。
- インスタ2,060万フォロワー(2019)
なお、2020年12月3日の時点でアナスタシア・ソアレさんはルーマニアで4番目に裕福な人としてフォーブスにリストされています。[5]
1992年-アナスタシア ソアレ 個人サロンオープン
ビバリーヒルズで眉毛サロンを開店。ルーマニアで建築を学び、亡命後は解剖学や美容まで幅広い分野の知見を広げた結果、「骨格」「筋肉」「フェイスバランス」を立体的に捉えて独自の黄金比率に基づいて作り上げる眉のことを「パーフェクトアーチ」と命名し大流行する。
1997年-アナスタシア・ビバリーヒルズ設立・旗艦店オープン
当初から数え切れないほどのハリウッド女優がこのサロンを利用している。たとえば、アカデミー賞の授賞式の前には女優たちがリムジンに乗ってサロンに来て眉を整えると言われている。眉毛サロンはアメリカ、欧州、アジア圏で展開している。
2004年-アナスタシア(眉毛サロン)日本進出
1年後の2005年には5店舗目となる渋谷店オープンにあたって、告知から前日までに750件以上の予約が入り2ヶ月先まで予約が取りにくい状況になる伝説をつくる。(告知が何日前だったのかは定かではない)
よって時期や盛況ぶりを鑑みれば、プロの手による眉スタイリング文化(というか商売)を日本に持ち込み定着させたのは紛れもなくアナスタシアで間違いと言い切ってよいと思う。
眉毛の黄金比
これが米国で特許を取得した「眉毛の黄金比」に密接にかかわる「眉のマッピング技術」の一部であり、施術者の技量を問わずパーフェクトアーチを作り出すために開発されたステンシルの概要図と思われる公的資料からの抜粋。
日本上陸当初のアナスタシアはステンシル(眉型)を(も?)使っていたようだが、アンチステンシル勢力の圧に屈して?現在では「元祖パーフェクトアーチ理論をベース」にした<オールハンド>サービスに移行(2019年以前に移行している)
眉毛サロン業の普及を狙う団体
2005年-JAPAN BROWTIST SCHOOL設立
こりゃ眉毛サロン来るんじゃね?資格業で商売できるんじゃね?と気が付いたのが JAPAN BROWTIST SCHOOL 略して「JBS」。 ※本心は定かではない
- 新たな技術の探求と発信に努め、その発展に貢献し続けます。
- 愛され、選ばれ続ける眉のプロフェッショナル『ブロウティスト®』を育成し、輩出し続けます。
- 眉形成技術で、多くの⼈の未来に貢献します。
このほかにも何団体か同じような組織があるがたぶんJBSが一番大手。もちろんどこの団体の資格も国家資格ではないので持っていようがいまいが商売はできる。
参考:Japan browtist school(有限会社ティ・アール・コーポレーション)
その他の眉毛関連教室
- Japan Eyelist College(株式会社ThreeBeauty)
- 眉と肌の専門メイクサロン・エマ(株式会社フェイスアソシエイツ)
- IEA国際アイデザイニング協会(一般社団法人 IEA国際アイデザイニング協会)
- 日本ブラジリアンワックス協会(一般社団法人 日本ブラジリアンワックス協会)
ほかにもあります
メンズ眉毛サロン黎明期
2007年-メンズ眉毛サロン第1号「ファースト」開業(大阪)
男も眉毛でイケるんじゃね?と気が付いたのがメンズ眉毛サロン「ファースト」。
「平成16年にR’s株式会社が世界で初めてメンズの眉サロンを考案いたしました。」
ファースト開業当初の眉毛スタイリング料金
お顔のパーツや輪郭など、さまざまな角度からあなたに最もお似合いの眉にお仕上げいたします。
メニュー | 料金 |
---|---|
パーフェクトアイブロウ | 3,900円 |
リターンケア(2回目以降) | 2,900円 |
当時の価格は以下の通り。約14年でほぼ2倍にまで値上がりしました。
ファーストの戦略
ファーストは技術訴求よりもメディア訴求で集客をしていた。
一時期杉浦太陽を起用した取材タイアップ動画もあったがいまはもう見つからない。
2013年-メンズ眉毛サロン「プラスエイト」開業(東京)
東京でもメンズ眉毛イケるんじゃね?と気が付いたのが「プラスエイト」。
とはいえ、これは推測にすぎないがファースト新宿店の方が東京進出が早かったのではないかと考えられる。
なぜなら新宿の方が銀座よりも圧倒的に集客しやすいと考えるのが一般的だからである。
プラスエイト開業当初の眉毛スタイリング料金
メニュー | 開業キャンペーン | 定価 |
---|---|---|
眉スタイリング | 3,700円 | 4,900円 |
フェイシャル(スタンダード) | 2,500円 | 3,000円 |
眉スタイリング+フェイシャル(プレミアム) | 5,400円 | 8,900円 |
プラスエイトの戦略
プラスエイトは開業当初からJBS(JAPAN BROWTIST SCHOOL)のISTA資格の信用訴求を行っていた。
プラスエイト全施術スタッフが保有(最高位ランクを含む)
https://www.plus8.bz/(2014年当時)
プロの眉施術者を育成するスクールより、全国初の男性眉サロンとして認定され、
高い技術力と接客力により男性の眉に関するお悩みに応え、ご要望を実現してまいります。
ただ、おそらく信用訴求よりも価格訴求でファーストから流れてきていたのではないかとも考えられる。(エリア被りしていたのなら)
2014年-眉毛メンズサロン「From-E」開業(大阪)
1番目じゃないけど需要あるんじゃね?と気が付いたのが「From-E」。2014年6月1日(日)オープン。
From-E開業当初の眉毛スタイリング料金
オンリーアイブロー(眉毛のお手入れ) | 料金 |
---|---|
初回施術料(60分程) | 4,200円 |
2回目以降(50分程) | 3,700円 |
4週間以内(40分程) | 3,200円 |
スタッフ指名料 | 200円 |
From-Eの戦略
完全個室、薄眉対応といった訴求をしていた。なおレディースもやっていた(る)。
黄金比メソッド特許
2015年-黄金比メソッドが米国で特許取得完了
アナスタシアさん50半ばにして理論的に体系化された眉毛デザイン法(いわゆる眉のマッピング技術)の特許が承認される。これは数学的規則が含まれているため人種・性別・時代を問わない理論だと言われている。
メンズ眉毛サロン成長期へ
2018年-なんとなく盛り上がり始める
2017年後半以降、徐々にメンズ眉毛サロンが増え始める。これまで通り個人の延長線上にいるサロンもあれば、マーケティングを意識しているサロンが現れはじめる。(数が多いのでサロン名は省略)
2019年-アナスタシアの理論が変更される
新たに「ビューティ ロゴス(Beauty Logos)」メソッドを提唱。従来のメソッドを踏襲しつつ、医学的根拠を持って多角的に分析、施術を行う。というもの。具体的にはよくわからないがキーワードは医学的根拠。
2019年-スピンアウトはじまる
いきなり早速、眉毛サロンでノウハウを積んだ人たちの一部がスピンアウトしはじめる。
時代は眉毛へ
2020年-眉毛時代がはじまる
脱毛・AGA市場が成熟してしまったため次の市場ターゲットに選ばれたのが眉毛。医療はアートメイクでサロンは眉毛サロン。メンズ眉毛サロンに限らず女性眉毛サロンも同じ状況。
2018年頃の黎明期にも「眉ボーン」と「イケダン」というサイトがありまして、さらに続々とオープンしている次第。
メンズ眉毛サロンの展望
これからメンズ眉毛サロンで大流行すること
ちなみに今現在、ぜんぶ流行ってません。
「アートメイクは危険です」は医者に向かって言えないから仕方なく床屋とエステを叩く。
よって脱毛式眉毛スタイリングは美容行為だから違法ですが大流行する。
※流行りませんでした
このネタを叩きはじめるとろくなことがないが、生き残りをかけて大々的な集客文句として流行する。
※流行りませんでした
叩くとろくなことがない理由
容姿を美しくする眉毛サロンは美容所(美容室)でなければならない。そして美容所の客席(作業所)では美容師以外がサービスを提供してはいけない法律がある。ハサミを持ってはいけないとかフェイシャルならOKとかではない。営業中の作業所内には美容師と客以外は立ち入ることが許されていない。しかし実際は無資格者の美容師見習いや受付スタッフがウロチョロしているのがスタンダードな世界でもある。
このあたりは慣習だし見せしめ以外で咎めることはないのだと思う。
しかしこのグレーゾーンを使って美容師免許を持たないネイリストを雇っているサロンもあればエステシャンを雇っているサロンもある。叩けば埃が出てくることは分かっていても誰得でもないから保健所は能動的に調べないし動かない。
つまりここを叩くと他にもあるあるなグレーゾーンの叩き合いが始まってしまう可能性すらあって、体力の浪費につながるのである。
たとえば美容所は美容行為をする場なのでエステ行為は確認すると認めない自治体もある。つまり身体の脱毛はグレーだし、ドリンク提供をウリにしたらアウトなのである。(自販機以外のドリンク提供は飲食店以外はグレーである)
メンズアートメイクがが日本で本格ブームすることにはまだ疑心暗鬼だが、念のためメンズアートメイク対策として「たった1ヶ月しか持続しない」が市場ウケするかどうかテストがはじまる。同時に「アートメイクよりも安い」も試行されるが、「脱毛も共存できてるし大丈夫じゃね?」という事例的根拠に基づき解決に至る。
※流行りませんでした
女性の流行に5年以上遅れているのがメンズ美容。
広告会社にそそのかされ医事監修会社に問い合わせる眉毛サロンが出はじめる。
新卒青田買いの眉毛サロンを標的にした「(独自の)検定に合格した有資格者のみが担当」も定型文になる。
「糸脱毛式」がより自然な見た目で肌に良いと差別化を狙ったメンズ眉毛サロンが登場する
鼻毛だけはどうかここから
\鼻毛に謎の強いこだわり/
まとめ
以上がメンズ眉毛サロンの歴史と展望でした。
展望については信憑性0です。来年まとめてやってくるかもしれないし、10年経ってもやってこないかもしれません。
むしろここまでメンズ眉毛が盛り上がったら面白いですね!
あと、鼻毛は抜くと健康に良くないのでカットに留めておいた方がいいですよ。